なぜですか

書きたいと思ったことを書きます

Fruition で Notion をブログにした

Notion をブログにしたいぞ Notion 便利ですよね。Notion がいかに便利かという話は今更なのでしませんが、個人ブログも Notion で書きたいなと思うぐらい便利だな〜と感じまして、どうにかブログにできないものかと思い「Notion ブログ」で検索してみたらば…

読書メモ:飲茶『史上最強の哲学入門』1

こちらを読みながらのメモです。 ※ 解釈が間違っていることもありえますので、ぜひ本を読んで判断してください。 honto.jp 自己解釈込みの要約。 真理について 古代 プロタゴラス(紀元前485〜410) 真理は多角的で人・時・場所によってそれぞれ違うもの。 …

これは胃カメラの感想文です

退屈な内臓だなあ 昨年末に初めて胃カメラでの検査をしてもらった。そして「退屈な内臓だなあ」と感じた。 胃カメラでは、挿入されているカメラの映像を自分も目の前に置かれた液晶で見ることができた。鼻から入っていくカメラ。細いとはいえそれなりに径の…

読書メモ:アリストテレス『弁論術』4

こちらの続きです。 mizunokura.hatenablog.com 第2章始まり。 弁論術はあらゆる対象を取り扱うことができる。 説得の証拠立てには2種類ある。 弁論術によらぬ手段で得られたもの。 弁論術によって得られるもの。 弁論術での説得には3種類ある。 1つ目は人柄…

成人の日

18歳で成人と言われてもな そう思っていることだろう。同じように筆者は20歳で成人と言われてもなと思っていた。法的な取り扱われ方が変わっても、具体的に生活の中で何かが変わるわけでもなかったし。 自分一人で満足に何かができるような社会的経験を積ん…

読書メモ:アリストテレス『弁論術』3

こちらの続きです。 mizunokura.hatenablog.com 説得推論と論理的推論 一読してよく理解できなかったので転記する。 ところで、言うまでもなく、技術の名に値する弁論術の研究は説得の方法に関わるものであり、一方、説得方法は一種の論証である(なぜなら、…

読書メモ:アリストテレス『弁論術』2

こちらの続きです。 mizunokura.hatenablog.com 「議会弁論は術策の余地がない」 アリストテレスは、議会での弁論と法廷での弁論とが扱う事柄が同一であると考えている。しかしながら、彼が述べるところでは当時の弁論家たちの書く弁論の技術書はもっぱら法…

読書メモ:アリストテレス『弁論術』

こちらを読みながらのメモです。 honto.jp 弁論術(Rhētorikē)と弁証術(Dialektikē)について 弁論術は弁証術と相応ずる関係にある。 弁証術 (1)一般の通念からなる推論を材料に行う。 (2)あらゆる問題を扱う。 (3)問答によって議論を進める。 (…

目標と読む本

今年の目標のひとつは積ん読の消化です。読む本のなかでも少なくとも読みたいとくに重ためのものをここで宣言することで、自分を追い詰めようと思います。 アリストテレス『弁論術』 青山一丁目のスピリチュアル系書店ブッククラブ回で購入したまま本棚に刺…

「あれみたいなやつ作ってよ」について

流行っていたりデファクトとなっていたりする他社のプロダクトを見たえらい人が、「あれみたいなやつ作ってよ」と言ってくるのはよくあることです。ここではそれがどうしてなのか、どういうことで困るのかについて書いてみます。 「あれみたいなやつ作ってよ…

作文に効く本

ふだん日本語で文を書く際や、日本語への翻訳をする際に有用な本などを紹介します。 筆者は副業で翻訳(おもに伊英→日)をしています。日本語への翻訳を主に行っているので、日常的に日本語文を書く機会に恵まれています。また、本業の範囲内で企業内での日…

本との出会い方

我が家には本がたくさんあります。たくさんと言っても数百冊程度なので、その道の人の蔵書数には遠く及びませんが、平均以上には所有していると思います。本が好きで、よく買い集めてしまうからです。そのためもあり、人に本の話をすることが多くあります。 …

東京2007

明日東京から関西へ引っ越すので、書いておくかとなった。 東京には、2007年2月から暮らしていた。かれこれ14年近く住んでいたことになる。今年で11回目の26歳になるので、上京当時は22歳だった。 22歳といえば、20歳の頃、その1年前から両親が終わっていた…

短歌の話

2019年の末ごろから、1日1首というルールで短歌を作っています。今日(1月19日)でちょうど119首目。ここまで作ってきて、なんとなく思ったことを。 良い短歌 良い短歌ってどういうもののことなんでしょうか。自分の好みの短歌を仮に「良い短歌」とするなら…

インターネットでの身の守り方

「インターネット」とは何でしょうか。「パソコンを使ってWebサイトを見たり、動画を見たりするやつ」というのは、インターネットを表した言葉のひとつと言えます。そこでまた別の見方をしたとき、インターネットとは「時間や場所を超えるもの」とも言うこと…

本棚増えた

本棚を買い足しまして、ついでに整理の仕方を変えてみたという話です。 なんで増やしたの 我が家は本が多すぎて、本棚は過密状態、そしてさらに本棚から溢れ出していました(いわゆるビブリオマニアな人からすれば少ない方ですが…)。しかし、そんな状態が長…

サブスクリプション・システムの生活史

はじめに この記事は、筆者が2018年から関わり続けているあるサブスクリプションモデルのサービス(詳細は後述)で、それを実現・継続するための運用やシステムがどのように変化していったかを述べ、さらにこの先にどのようなことが待っているのかを予測しよ…

2018年を振り返る

知る人ぞ知る、毎年恒例のその年を振り返る記事です。 前年末の目標の結果発表と、次年の目標を立てるだけの内容です。 ↓去年の。 mizunokura.hatenablog.com さっと目標の結果報告 「イタリア語を続けて勉強する、あわよくば翻訳も」といったような目標を掲…

人間扱い

ある時、友人と池袋の中華料理店で食事をしていたところ、そこにあったテレビではバラエティ番組が流れていた。それがやがてCMに切り替わり、友人が言った。「日本のテレビは番組とCMとの区切りがなく、急に切り替わる。これは悪いと思う。見ている人を人間…

「ごめんなさい」は失礼か

「ごめんなさい」は目上の相手に使うべきではないという話をしばしば耳にする。 ある界隈では、「ごめんなさい」は目下に、「すみません」は目上に使うべきだとされているらしい。曰く「『ごめんなさい』の『ごめん』は許諾を、『なさい』は命令を意味するた…

鎌でガラスを掻く

2年ぶりに海で泳いだ。場所は南紀白浜が白良浜(しららはま)。『白い砂浜に青い空』という情景描写がお世辞抜きにそのまま当てはまる海だった。朝から出かけて、体が熱くなったら泳ぎ、疲れたら休み、日が落ちる少し前に旅館へ戻った。そしてその結果、脚が…

書かずにはいられない生き物

北原白秋の『フレップトリップ』や『五足の靴』、和辻哲郎の『イタリア古寺巡礼』を見るにつけ思うにつけ、世の中には書かずにはいられない生き物たちが存在することを改めて実感する。何かを経験すればそれを書き留め、何かを思えばそれもまた書き留め、そ…

「食べ始まる」考

先日、こちらの新書を読んだんです。 日本語という外国語 (講談社現代新書)作者: 荒川洋平出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/08/19メディア: 新書購入: 3人 クリック: 11回この商品を含むブログ (18件) を見る その中に、以下のような記述がありました。 …

連続を失敗

ある夜、会社から帰ろうとして玄関で靴を探したとき、そこに自分の靴が無いことに気付いた。 決していじめられているわけではなくて 今働いている会社はいわゆるオフィスビルではなくかなり広めの一軒家なので、玄関では靴を脱ぎ、社内はスリッパで歩く必要…

「データベースが使えるようになりたい」と言われたので書いた

ある日うちの奥さん(エンジニアではない)から、「データベースが使えるようになりたいから教えてほしい」と相談を受けた。 一口にデータベースと言ってもいくつかあるので詳細を聞いてみると、彼女が意欲を示している「データベース」とは MySQL や Postgr…

イタリア語版ミュータント・アンド・マスターマインドの舞台裏 〜エマヌエーレ・グラナテッロ、ミルコ・ペリチオーニ・インタビュー〜

執筆者:ルイージ "テンカー" カラファ (Luigi "Tencar" Carafa) 2018年2月1日 本家イタリア語版公開 2018年2月5日 非公式日本語版公開 まったくの偶然の出来事から記事が生まれることがあります。D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)の優れたマスターであるエ…

抽象的な無関心を欲する

何かをしなければ損をする。 何かをしなければ得をしない。 何かをすれば損をする。 何かをすれば得をしない。 そういう価値観を持つことを強要されることにすごく疲れる。 何かをしないことは、ただ何かをしなかったことであるべきだし、同様に、何かをした…

2017年を振り返る

この年齢にもなって恥ずかしながら、自分はとても懐疑的な人間で、それが奏功する場面もあるにはあるのですが、もちろんいつもうまくいくわけではありません。 物事を教わるにしてもそうで、「これこれこういうことが起こらないように、こうするのです」と聞…

イタリア旅行 - 言葉編

イタリア旅行で感じた、言葉についてのことを書きます。 あくまで自分が感じたことにすぎないので、誤りもあると思います。鵜呑みにせず、一意見としてご参考ください。 通じる言語 最低限覚えたい単語・フレーズ よく使ったフレーズ クレカ使えますか? こ…

イタリア旅行 - 街の感想(ミラノ・ローマ・ヴェネツィア編)

引き続き、イタリア旅行で訪れた街の感想について書きます。 前編はこちら mizunokura.hatenablog.com ミラノについて 街の雰囲気 見どころ 宿泊施設 ローマについて 街の雰囲気 見どころ 宿泊施設 六甲 ヴェネツィアについて 街の雰囲気 見どころ 宿泊施設 …