なぜですか

書きたいと思ったことを書きます

イタリア旅行 - イタリアでの過ごし方

イタリア旅行で実践した過ごし方について書きます。しかしこれは一例でしかなく、もっと旅慣れた人の知る、より良い方法があると思います。

 

 

歩き方

イタリアの歩道の大部分は、日本のようにアスファルトで平らには舗装されていません。石畳がデコボコしていて、日本に比べて非常に歩きにくいです。古い街ほどそうで、ローマ・フィレンツェヴェネツィアナポリはもちろんミラノでも中心部は石畳と舗装面が半々ぐらいでした。

参考:初イタリア旅行で路上観察!気になった5つのこと - ちょろげ日記

f:id:mizunokura:20171105162337p:plain

ローマ旧市街の石畳

f:id:mizunokura:20171105162401p:plain

カゼルタの石畳

f:id:mizunokura:20171105162443p:plain

サン・ピエトロ広場の石畳

 

使う筋肉が違うのか、同じ距離でも日本の2倍くらい足が疲れます。日本での感覚で徒歩の距離を考えていると、文字通り疲労に足元を掬われてしまうでしょう。ましてやそれでスケジュールを立てているとしたら、変更を余儀なくされるでしょう。

自分が行った場所では、ミラノ北部にあるコマシナ(Comasina)という場所は、日本のように舗装されていました。コマシナは地下鉄3番線の終着駅で、ミラノ中央駅からは15分ほどの場所です。

f:id:mizunokura:20171105160201p:plain

 

空気

また、イタリアの都市部の空気は東京よりも汚れています。車通りが多いので排気ガスが充満し、東京と違って歩きタバコが合法(逆に飲食店内での喫煙は禁止)なので、それらが濃密に合わさっています。さらにイタリアは空気が乾燥しているので、肺への負担が大きくなりそうです。農村部ではない観光地で、東京並みの空気(それも決して綺麗とは言い難いはず)で快適に過ごしたいと思っても、残念ながら非喫煙者には飲食店内やホテル内、博物館や美術館など、建物内以外に逃げ場はありません。

ヴェネチアでは観光地ながら車の乗り入れが無いので排気ガスも無く、人がいない場所ではタバコの匂いがせず、美味しい空気が吸えるのかもしれませんが、自分はヴェネチアを長く歩かなかったので見つけられませんでした。

f:id:mizunokura:20171105162704p:plain

車道の無い、ヴェネツィアの街並み

 

ナポリ近郊のカゼルタにあるカゼルタ宮殿には、ヴェルサイユ宮殿に触発された広大なバロック様式の公園と、英国式の植物園とがあり、ここの空気はとても美味しかったのでおすすめです。景色も美しく、小さな滝があったり、かつての温室が置かれていたり、興味をそそるものも多くあります。

f:id:mizunokura:20171020154840j:plain

カゼルタ宮殿の公園

 

トイレ

ヨーロッパはどこも同じようですが、イタリアもまた公衆トイレが日本ほど多くありません。

綺麗なトイレがある場所(必要な費用が少ない順)

  • 友達の家
  • 駅のサービストイレ(有料 1ユーロ)
  • 綺麗なカフェやBAR、飲食店(飲食代 1.5ユーロぐらいから)
  • 空港(無料だが、街から空港までの移動に費用がかかる)
  • 人の少ない博物館や美術館、遺跡(入場料)
  • ホテル(宿泊料 お願いすれば宿泊していなくても大丈夫かもしれない)

主要駅にはサービストイレ(Servizi toilette)が設置されています。自動ドア横の機械に1ユーロ硬貨を入れるとドアが開きます。

参考(Roma Termini のサービストイレ):Servizi igienici - Piano Interrato | Roma Termini

 

カフェ、バールなどの飲食店は街中のいたるところにあるので、そこでコーヒーを頼んでついでに借りるのがもっとも手っ取り早い方法です。その際には店内の清掃が行き届いているかどうかを見て、トイレの綺麗さを見極めましょう。何も注文していなくても無料貸してくれたり、有料(1ユーロ)で貸してくれたりすることもあるそうですが、自分は経験しませんでした。

 

博物館や美術館、遺跡などの観光地にはほとんどの場合公衆トイレが用意されています。しかし、チケット購入後でなければ入れない場所だったり、そもそも観光客向けに用意していなかったりということもあります。観光地にはカフェ・バールもまたあるものなので、そこで一服してついでに借りる、がやはり安全かもしれません。

 

ホテルのトイレは、トイレ付きの部屋に宿泊していれば当然使うことができます。1日の始まりに出かける前や、チェックアウトの前などには必ず、「トイレに行かなくても大丈夫か」を確認して、少しでも不安があるなら行っておきましょう。

そのほかトイレがある場所

  • フレッチェ(長距離列車)の中
  • 人気のある観光地
  • 普通のカフェやバール(Bar)、飲食店
  • 公衆トイレ

 

人が多く集まる場所のトイレは、それだけ利用者数も多くなり、汚れもまた多くなりがちです。とはいえトイレの数自体が多かったり、清掃がこまめに行き届いている場合もあるので、一概に汚いとは言えません。

 

事前に読んだガイドでは、「イタリアの公衆トイレの横には人がいて、お金入れに0.50〜2ユーロを入れると(トイレにより金額が異なる)ドアを開けてもらえる」という話を読んでいたのですが、そういったトイレにはついぞ出会いませんでした。主要都市にはもう存在しないだけで、地方にはまだあるのかもしれません。

トイレの使い方

当たり前ですが、すべて洋式です。しかしながら便座が無いことも多く、そういう場合に備えて抗菌のウェットティッシュを持参するのが良いでしょう。

 

流すには、便器のある壁面についた丸いボタン(1つだけ)を押すタイプや、円形の丸い2つのボタンのうち大きい方を押すタイプ、タンク上部のスイッチを押すタイプ、普通の水道のようにハンドルをひねるタイプなど、いくつかの方法がありました。一番多く見たのは、下の画像のような円形の2ボタンタイプで、これの大きい方を押せば水が流れ、自然に止まるものでした。しかし一度だけ、小さい方を押さない限り水が流れ続けるものもありました。

おそらく、他のタイプのものもあると思います。最初の頃は毎回謎解きパズルに挑んでいるようで楽しかったです。

f:id:mizunokura:20171105172400p:plain

円形の丸い2つのボタンのうち大きい方を押すタイプ

f:id:mizunokura:20171105172444p:plain

タンク上部のスイッチを押すタイプ

 

お手洗い用の水道も、手をかざすと水が出るタイプ、手動でひねるタイプ、上部を押すタイプ、足元のレバーを踏むタイプと、じつに様々でした。最悪の場合、壊れていて水が出ないこともあります。

 

トイレ関係のイタリア語

「トイレはどこですか?」

"Dov'è il bagno?" (ドヴェ イルバーニョ?)

慣れなければ聞き取れないイタリア語で返されますが、きっと指で方向を示してもらえるので、それで判断しましょう。「Lì(リ =そこ)」「Là(ラ =そこ)」「destra(デストゥラ =右)」「sinistra(シニストゥラ =左)」などが聞き取れればより安心です。

 

「すみません、トイレを使ってもいいですか?」

"Scusi, posso usare il bagno?" (スクズィ、ポッソウザーレ イルバーニョ?)

「Si(スィ =はい)」「Certo(チェルト =もちろん)」「Come no(コーメノ =もちろん)」などと返って来たら、遠慮なく借りましょう。「No(ノ =いいえ)」と言われたら、おとなしく諦めましょう。どちらの場合も「Grazie (グラツィエ =ありがとう)」を忘れずに。

 

防犯対策

旅行前、イタリアは治安が非常に悪く、とくに観光地の広場や地下鉄は地獄のような場所だと思っていました。しかし実際に行ってみるとそんなことはなく、ある程度必要な警戒だけしておけば危険を感じることは多くはありませんでした(それでもまったく危険が無かったわけではありません)。おそらく近年増加傾向にあるテロへの対策で、街中に憲兵(Carabinieri)や警察(Questura、Polizia)、警備警察(Polizia locale)、軍人がいるためかと思われます。とくに軍に関して、主要な観光地や駅周辺には必ず彼らが2名以上でアサルトライフル(おそらくベレッタ)を手に立っています。

基本的な行動

まず第一に「観光客はカモ」です。あなたが街行く誰かからお金を奪い取らなければどうしようもなくなったとき、誰を狙うでしょうか。確実に金品を持ち運んでいるのは、地元民ではなく観光客です。

では、観光客とはどういう見た目をしている人たちでしょうか。大きなスーツケースを運んでいれば一目瞭然です。そうでなくとも、例えばツアーに参加している人が自由時間になって周囲をうろつき始めれば、それもまた明らかに狙うべき観光客ですし、高そうな金品を身に着けていれば狙ってくれと言っているようなものです。そうでなくとも顔立ちがイタリア人っぽくなければ、ましてやアジア人の顔であれば、それが観光客である可能性は高くなります。日本人はそれだけでカモになりえるのです。

自分の場合は上記を念頭に置いて、まず極力観光客のように見えないような、観光客であっても貧乏旅行のように見える地味な服装を心がけ、カバンはすべて肩からかけ、そのチャックもなるべく見えないように隠していました。万が一カバンが盗まれた場合に備えてパスポートは首から下げ、強盗に襲われた場合に備えて普段使う財布とは別にお金を隠し持ち、スーツケースの中にもお金を分けておきました。ただ、スマホが盗まれた場合の対策をしてなかったので、次の旅行では何か用意したほうがいいなと感じました。盗まれなくても、落としてしまうこともありえますからね…。

また、街には地元の人も近づかないような危険な地区があります。じつは何もない安全な場所である可能性もありますが、安全だとわからないのであれば、薄暗い路地裏や、明らかに観光客のいない場所には近寄らないほうが得策です。

明らかに挙動がおかしな人に近づくのもやめましょう。一度、ローマのポルタ・ポルテーゼの蚤の市(Mercato di porta portese)に行ったとき、通りで二人の男性がぶつかりそうになったのですが、そのとき片方の若い男性が地面を見つめたまま動かなくなり、もう片方の男性が「なんだこいつ」と半笑いで立ち去りました。男性はそのままずっと動かず、じっと地面を見つめていました。もしかしたら何かのパフォーマンスなのかもしれませんが、自分にはそれが事件の前触れのように思えて、奥さんと二人で早足にその場を立ち去ったのでした。その間も何度か振り返って男性を確認したのですが、やはりずっと立ち止まったままでした。

f:id:mizunokura:20171105182147p:plain

蚤の市のある通り。右上が Roma Termini 駅 で、左上がバチカン市国。中央右寄りがコロッセオ

 

詐欺

じつに様々な手口で詐欺が行われています。「その賢さで真面目に働けばいいのに…」と思うほどです。常に「自分よりも賢い人間が自分の財布を狙っている」と考えておきましょう。調べればたくさん出てきますが、自分が知っているものを紹介します。

募金詐欺:きちんとした身なりに見える若い女性や男性が、「Where are you from? ニイハオ!コンニチハ!ノー麻薬!署名!オネガイシマス!」と話しかけてきます。「まあ署名だけなら…」と思っていると、「みなさんに募金もしてもらってます。よかったらあなたもお願いします(英語)」と言ってきます。「ココロ!ココロ!」と言ってくるので、「じゃあ5ユーロぐらいでよければ…」と財布を出すと、「40ユーロあれば、1日活動ができます。あなたたちは2人なので1人20ユーロください(英語)」と言われます。渋っていると「ココロ!ココロ!」と懇願されます。自分はこれにひっかかりました。頑として5ユーロしか出せないことを伝えると、「仕方ねーな」という感じで領収書を書き、渡してくれます。もしかしたら詐欺ではなく本当に募金活動なのかもしれませんが、イタリア人の友達曰く「麻薬撲滅の活動をしてる団体ではあるけど、過去に問題のあった団体だし、お金を渡さなくて正解」とのことでした。フィレンツェのドゥオーモや、ミケランジェロ広場周辺のみで見かけました。

ギャンブル詐欺:街角で男たちがギャンブルをやっています。一人が、「あんたもやってくれよ!さっきからオレ負け続けちゃって…でもあんたなら大丈夫!二人ならできる必勝法もあるんだ!」というようなことを英語で伝えてきます。「必勝法があるなら…」と思って参加したが最後、あなたは絶対に勝てません。その場にいる男たちが全員グルだからです。自分はひっかかりませんでしたが、ナポリやローマで何度か見かけました。

壊れ物詐欺:いかにも壊れやすそうなもの(ガラス製品など)を持った人間がぶつかってきました。「おいあんたどうしてくれるんだ!これは高価な品物なんだぞ!!弁償しろ!!」と、英語や身振り手振りで言ってきます。ご丁寧にレシートまで持っているではありませんか。申し訳なくなったあなたは、お金を払ってしまいました…。という流れの詐欺です。本当は壊れたものには何の価値もありません。この手口、話は聞いていましたが全然見かけませんでした。

ツアー詐欺:主にバチカン博物館で長蛇の列に並んでいるときに遭遇しました。バチカン博物館は事前に予約をしなかった場合、長い列に並ぶ必要があるのですが、「私達のツアーに参加すれば列に並ぶ必要はないですよ」と、何度も別の人が代わる代わる話しかけてきます(おそらくツアーを主催する会社が違う)。本当に列をスキップできることもあるそうですが、中にはお金だけを受け取って去る詐欺師もいるそうです。やろうと思えば、金を受け取って客を列から離したあと、予約者の入り口前で「話してくるから待ってろ」と言い、そのまま消えるという方法が取れそうではあります(※あくまで自分の想像です)。もしそうなら再度列の最後尾に並び直さなければいけませんし、お金は失いますし、踏んだり蹴ったりですね。

切符購入お手伝い詐欺:自動券売機で券を購入していると現れます。「心配ないよ!友達だよ!(英語)」「フレンズ!フレンズ!」としきりに言い、切符の購入を手伝ってくれる風を醸し出しています。「まあ手伝ってくれるだけなら…」と手伝わせると、購入後にお釣りをひったくって走り去るか、「手伝った分の代金をくれ」と言ってきます。ミラノでは、手伝いすらせずに、お釣りが出た瞬間を狙って横から小銭をかっぱらっていくこともあるそうです。無視が一番ですし、切符の購入時にはなるべく釣り銭が出ないようにしましょう。

ミサンガ詐欺:もはや知れ渡った有名な手口ですが、まだまだいます。歩いていると男が近づいてきて、「これあげるよ!」とミサンガを手首に巻いてきます。「まあくれるなら…」と思っていると、「手に巻く手数料ね!◯ユーロ!」などとお金を要求してきます。この人達はかなり積極的で、ミラノのドゥオーモ広場では、こちらが無視していても奥さんが手首を掴まれました。とっさに振り払って事なきを得ましたが、怪しい人物が謎の紐を手に近づいてきたらすぐに逃げましょう。

スリ・置き引き

イタリアでは自分の荷物から絶対に目を離してはいけません。検索すると「たった2,30秒ぐらい目を離しただけで…」という体験談を見かけます。たまにスーツケースの上にバッグを載せて運んでいる人を見かけますが、自分には「犯罪者さん、どうぞ取ってください」と言っているように見えました。

ケチャップスリ:「おいあんた!背中にケチャップがついてるぞ!」と話しかけられます。背中を触って確かめてみると、なんと本当にケチャップがついているではありませんか。「オレが荷物持っててやるから、上着を拭きなよ!」と言ってくる親切な男に荷物を預けたが最後、次の瞬間その男は荷物と一緒に消えています。もし荷物を預けなかったとしても確実に腹が立つ手口なので、旅行前からこれにだけは遭遇したくないと思っていました。実際に出会わなかったので本当に良かったです。もし話しかけられても無視しましょう。ちなみにイタリア人の友達にこの手口について聞いたところ、「えー!?なにそれー?そんなのあるのー?すごーい!」とのことでした。日本語のサイトではめちゃくちゃ注意喚起されているのに…。

地下鉄でのスリ:満員電車でのスリは日本にもあることですが、こちらはより高い頻度で起こるようです。乗り降りのタイミングや、乗車中にも自分の荷物から意識をそらさないほうが良いでしょう。常にチャックなどに手を添えておくと良いです。奥さんは一度乗車のタイミングでチャックが半分まで開いていたことがありました(中身は無事でした)。また、ポケットの中身はすべてカバンに入れて空にしておきましょう。ミラノの地下鉄では降車時の改札でも切符を通す必要があるので、切符をポケットに入れておくのは危険です。複数人の若い女性が、公然とカバンを奪おうとすることや、カバンの開口部やポケットに手を突っ込んでくることもあるそうです。地下鉄内でも怪しい人物には近寄らないようにし、もし向こうが近づいてきたら一度降りて車両を変えましょう。

列車内での置き引きフレッチェのような長距離列車でも、荷物はきちんと手に持っておきましょう。イタリアの駅にはほとんど改札がないので、発車前は誰でも車内に入ってこれます(改札があったのはたしか、ローマの Roma Termini 駅とヴェネツィアの Santa Lucia 駅ぐらいでした)。ですから、スーツケースは座席付近または座席上の荷物棚に置くか、列車入り口付近にある荷物置き場に(座席から距離がある場合はケーブル鍵をかけて)置き、手荷物も口を開けたまま無防備に持っておくことはしないようにしましょう。自分の場合は置き引きではありませんが、ヴェネツィアからローマに向かう Frecciargento (長距離列車)に乗っている際、通路を挟んだすぐそばの座席に座っている男が、検札の車掌さんに切符を買っていないことを責められ、お金もパスポートの原本も持っていないことが判明したことがありました。おそらく不法入国者です。彼はしばらくするとこちらをチラチラ見てしきりにソワソワするなど不審な行動を取るようになり、終着駅のローマが近づくにつれてこちらの近くに座りなおすなど、いかにも怪しげでした。奥さんに「万が一荷物を引っ張られても大丈夫なようにしっかり持っておいて」と告げ、常に男が視界に入るようにしながら戦々恐々としていたのですが、ローマに着く頃、結局男は別の車両へ移っていきました。その後 Roma Termini 駅には警察官が多く集まっていましたが、彼がどうなったのかはわかりません。

新聞やダンボールを持った大人や子供の集団によるスリ:ガイドブックやWebサイトにはよく書かれていましたが、遭遇しませんでした。まず新聞やダンボールを持った人たちが近づいてきて自分を取り囲み、「なんだなんだ」と思っている間に他の人間がポケットやバッグに手をつっこみ、金品を奪い取っていきます。もし見かけたら即座に逃げましょう。

物売り

観光スポットには、必ず物売りがいます。セルカ棒やスマホの充電器、水、写真、開くと展開する木製のカゴ、叩きつけると潰れて「プウ〜」と音を立てるスライムなどが売られています。普通に購入している人もいるので、これらはただの物売りであって犯罪には関係がないと思いますが、自分は利用しませんでした。コロッセオ周辺には、ローマ兵のコスプレをしたおじさんが立っています。言われるがままに一緒に写真を撮ると、お金を請求されます。

物乞い

こちらも犯罪には関係ないと思います。街のいたるところにいて、犬と一緒だったり、地面にひたすら頭をつけていたりと様々です。もし感ずるところがあれば小銭をあげるのも良いかもしれませんが、中にはアルバイト感覚でやっていて、元締めに場所代を納めている物乞いもいるので注意しましょう。

釣り銭のごまかし

「イタリアあるある」のようにどこでも語られる釣り銭のごまかしですが、自分は遭遇しませんでした(気付いていないだけかもしれません)。紙幣を間違えることはまずないと思うので、ユーロの小銭にある側面の溝や文字、大きさを記憶しておき、すぐに何ユーロ(または何セント)なのかを判別できるようにするか、もらった場所ですぐに釣り銭を確認しましょう。親切な人は、釣り銭を渡す際に「まず2.40ユーロ(2ユーロ硬貨1枚と20セント硬貨2枚)、20ユーロと5ユーロ(紙幣)」と順番に確認しながら出してくれます。その際、先に出てきた硬貨だけを取ってしまうと、次の紙幣が出てこないことがあるそうです。硬貨だけを先に取ることはしなかったからか、自分は遭遇しませんでした。

もしものときのイタリア語

「助けて!」

"Aiuto!" (アィユート!)

「おまわりさん!」

"Polizia!" (ポリツィーア!)

「私に触るな!」

"Non toccarmi!" (ノントッカルミ!)

「泥棒!」

"Al ladro!" (アルラードロ!)

これらがとっさに出てくるようにしておけばいいのではないかと思います。また、「Help!」でも通じると思います。

 

列車の乗り方

自分がもっぱら利用していた、Trenitalia の列車の乗り方を紹介します。

切符の購入

切符は自動券売機か駅の売店(Tabacchi)で購入できます。

売店の場合、「どこどこまでの切符を何枚くれ」と言うと、「何ユーロだよ」と言われるので、お金を払うと、レシートのような切符を渡してくれます。

自動券売機の場合、イタリア語以外に英語での表示モードもあるので、必要に応じて切り替えましょう。出発駅は購入した駅が選ばれているので(変更もできる)、まず行き先を選びます。次に一覧で表示されている中から乗りたい電車を選び、人数を選びます。現金かカードかを選び、現金を選んだならお金を投入します。カードを選んだなら、カード挿入部分にカードを差し込みます(周囲に注意して、常にカードを手で押さえましょう)。「番号を入力しろ」という表示に変わるので、周囲に注意しながら番号を入力します。少ししたら「カードを取り出せ」という表示に変わるので、カードを取ったら、切符が印刷されます。

参考:イタリア鉄道/自動券売機での切符購入1. - イタリアより

参考(このタイプの券売機には出会いませんでした):イタリア鉄道fs -TRENITALIA- 自動券売機の使い方

切符への打刻

イタリアの切符は、利用する日時が予め印刷されているか、そうでなければ打刻されている必要があります。もしそれが無い場合、車内での検札時に罰金を取られてしまいます。もしそれがたとえ仕組みを知らなかった観光客相手でも容赦しないようです。ちなみにWebで予約して自宅で印刷するタイプのフレッチェの切符には、日時が印刷されているので打刻は不要です。

打刻機の写真は撮り忘れてしまいました。。緑色で楕円形のもので、駅のいたるところに設置されています。一度ではきちんと打刻されないこともあったので、数回試しておきましたが、検札では何も言われませんでした。

参考(打刻機の写真が掲載されています):イタリア・フランス・スペイン個人旅行専門店 トライデント・ツアーズ:イタリア国鉄の、鉄道チケットの刻印について

 

f:id:mizunokura:20171105202611j:plain

自動券売機で購入した切符。「Data」「Ora」の箇所に日時(10月23日の場合は 23.10 など)が入っているものは、打刻の必要がありません(おそらく)。フレッチェの切符は全席指定席なので、日時が入っています。この切符はレオナルド・エクスプレスのもので、この場合は乗車前の打刻が必要です。左端にうっすらと日時・打刻した駅名が印字されていますね。黒塗りの部分にはQRコードが印刷されています。

f:id:mizunokura:20171105202900j:plain

売店(Tabacchi)で購入した切符。レシート状になっていて、購入日が使用日として印刷されているので打刻の必要はありません。黒塗りの部分はQRコードです。

f:id:mizunokura:20171105205256j:plain

ナポリで購入した(してもらった)切符。カンパーニャ州に限り160分以内であれば、列車でもバスでも使えるそうです。これも使用前に打刻が必要です。

検札

けっこう頻繁に車掌さんが回ってきます。切符を見せましょう。問題なければ何も言われません。

遅延

ローカルの各駅停車(Regionali)は頻繁に遅延します。自分の場合、カゼルタからナポリ中央駅(Napoli Centrale)へ各駅で行き(多分それしかないので)、ナポリ中央駅からフィレンツェサンタ・マリア・ノヴェッラ駅(S.M.Novella)まで Frecciarossa で行く予定だったのですが、15分ほど遅延し、乗り過ごしてしまいました。新たに購入した切符はWeb予約の切符の4倍程度の金額で、高い勉強料を支払う羽目になりました。ローカル線から長距離列車への乗り継ぎは、時間的余裕を設けたほうが安全です。

座席の間違い

フレッチェ(Frecciarossa, Frecciargento, Frecciabianca)は全席指定席のはずですが、自分の座るはずの座席に人が座っていることがよくありました(5回中2回)。なぜ座っているのか詳しくは知りませんが、おそらく切符なしで乗ったあと、検札で引っかかって罰金と切符代金を支払い、そのまま乗り続けている人なのではないかと思います。

そんなときは「ここは自分の席です」と、切符を見せたりしながら伝えましょう(相手はコワモテのおじさんだったり腕に入れ墨の入ったお兄さんだったりしますが)。もしくは車内を回っている掃除のおじさんに「ここ僕の席なんですけどー…」と切符を見せながら伝えましょう(自分は2回目はそうしました)。

 

もしものときのイタリア語

「どこどこ行きの切符を2枚ください」

"Due biglietti per ◯◯, per favore." (ドゥエビリエッティ ペル ◯◯ ペルファヴォーレ)

旅行前に1〜10の数字ぐらいは覚えておいたほうが良いです。Due は「2」で、Uno(ウーノ)は「1」です。1枚の場合、切符も単数形の biglietto(ビリエット)になり、数詞は不要になります。つまり、"Un biglietto per ◯◯, per favore." (ウンビリエット ペル ◯◯ ペルファヴォーレ)です。

 

「ここは私の席だと思います」

"Credo che questo è il mio posto." (クレドケ クェストエ イルミオポースト

「ミオポースト」が「自分の席」です。相手によりけりですが聞こえるように強めに言いましょう。

 

バスの乗り方

バスにはあまり乗りませんでしたが、乗る際の注意点を書きます。また、自分の意見よりも以下のサイトがとても参考になるので、ぜひご覧ください。

参考:ローマのバスの料金、乗り方 、路線図、注意点 - HowTravel

参考:フィレンツェのバスの料金、乗り方 、路線図、注意点 - HowTravel

参考:ナポリのバスの料金、乗り方 、路線図、注意点 - HowTravel

参考:ミラノのバスの料金、乗り方 、路線図、注意点 - HowTravel

目的地の駅名の把握

乗る前に、目的地には何番のバスが停車するのかを調べておきましょう。必ずしも目的地の名前が停車駅名になっているとは限りません。運転手とコミュニケーションが取りたいなら、「◯◯のある場所まで来たら教えてくれ」と伝えることもできるそうですが、自分は忘れられたら嫌だし正確に伝えられる自信が無かったのでやりませんでした。

切符の購入

街ごとに乗り方が異なります。また、ローマのローマパスのように、一定時間で乗り放題になるものもあるようです(使わなかったので詳細はわかりません)。

切符を購入する場合、列車と同じように売店(Tabacchi)で「バスの切符を何枚ください」と言うと、値段を教えてくれるので買えます。

バスの運転手に言ってその場で切符を買う場合もあります(バスの乗車口が前にある場合は運転手が言ってくれます)。その場合は乗る際に、「何人です」と言うと値段を教えてくれるので、お金を払って乗ります。

フィレンツェでは切符を事前購入するタイプだったのですが、カゼルタでの感覚(先に運転手に払う)で乗ってしまったので、運転中の運転手に何度も謝りながら切符を購入しました。「お前は二度と乗るんじゃねえぞ」と言いたげなおじさんの目つきが忘れられません。この場合、事前に買う切符よりも80セントほど高く(2ユーロ)なります。

切符への打刻

フィレンツェの場合、列車同様にバスの切符も打刻が必要です。打刻機が車内にあるので、乗車したら打刻しましょう。検札に来るのかどうかは謎です。

現在地の把握

他の乗客に「Dove siamo? =ここはどこですか?」と尋ねてもいいんですが、自分はうまく受け答えできる自信が無かったのでスマホGoogle Maps アプリを使いました。事前にホテルの Wi-Fi などで周辺の地図を表示させておけば、インターネット通信ができない場所でも、GPS の座標を表示し続けることはできます。「なんか近づいてきたな」と思ったら、停車ボタンを押して、停車したところで降りましょう。

 

地下鉄の乗り方

ミラノ、ローマでは地下鉄にも乗りました。乗り方を以下に説明します。

地下鉄の路線

ミラノの地下鉄は、1番線、2番線、3番線、5番線の4本があります(4番線は建設中で、2022年に開通予定)。

ローマの地下鉄は、A線とB線、一部開通している建設中のC線があります。

 

ミラノの場合、主要な駅や観光地(Milano Centrale 駅、ドゥオーモ広場、スフォルツェスコ城など)には地下鉄駅が整備されているので、どこへ行くにも地下鉄が便利になります。

一方ローマの場合は、ローマ中心部の北西にある Roma Termini 駅を起点としてA線とB線とが通っており、A線はバチカン市国やスペイン広場、B線はコロッセオやカラカラ浴場跡があるものの、西側のトラステヴェレ方面や、中央部のパンテオンヴェネツィア広場、トレビの泉周辺には地下鉄駅が無く、やや不便さを感じました。ローマの地下には遺跡がたくさん眠っているので、不用意に掘ることができないそうです。ローマでバスが多く走っているのはこのためかもしれません。

切符の購入

ミラノの場合、切符は48時間乗り放題券(Biglietto bigliornaliero)、24時間乗り放題券(Biglietto giornaliero)、1回券(ordinario urbano)、10回券(Carnet 10 corse)などがあります。自分は主に24時間券を使い、最終日にホテルから駅まで向かうのに1回券を使用しました。

切符は自動券売機で購入できます。Trenitalia の券売機と同様、英語のメニューも用意されているので必要に応じて切り替えましょう。

参考:ミラノ地下鉄切符の買い方(自動券売機) | itarepo.com イタレポドットコム

上記の参考サイトよりも旧型っぽく見える自動券売機にしか出会いませんでした。とはいえメニュー自体は同じでした。まず切符の種類を選んで、枚数を選んで、お金を払って、取り出し口から切符を取ります。

列車の自動券売機同様、小銭やクレジットカードのひったくりに注意しましょう。

f:id:mizunokura:20171105223700j:plain

ミラノ、24時間券

 

ローマの場合、切符の種類は100分間有効な1回券の1種類しかなかったように思います。地下鉄・列車・バス共通の券で、バスなら時間内で何度も乗ることができるそうです。

購入の仕方はミラノよりも簡単で、枚数を選んで、お金を入れて、切符を取るだけ。「お金を入れてください」といった表示の変更がガイダンスは一切ないので最初は本当に手順が進んでいるのか戸惑いましたが、お金を入れるとちゃんと切符が出てきたので安心しました。

f:id:mizunokura:20171105223739j:plain

ローマ、1回100分券

 

改札

ミラノもローマも、乗車時に切符を改札でチェックされます。ミラノの場合は切符を挿入口へ通すと、出て来るのでそれを取り、開いたゲートを通ります。ローマの場合は券のバーコードをリーダーにかざすと、ゲートが開くので通ります。

ミラノに限り、降車時にも改札があります。乗車時と同じように、切符を通してゲートを通りましょう。ローマにも同じようなゲートがありますが、切符を通したりする場所はありません。そのまま押して通りましょう。

 

ストライキについて

ミラノストライキに遭遇しました。ゼネラル・ストライキと呼ばれる大規模なもので、地下鉄・バス・鉄道が使えなくなりました。足は自家用車かタクシーのみになります。ミラノの友達は「本当に大昔からミラノではストライキがある。彼らは会社に対する要求があるかもしれないが、私たち無関係な人は、ストライキの被害者になるだけだ」と話していました。

ストライキは事前にスケジュールが発表されるので、旅行前に確認しておきましょう。とはいえ日本語のストライキ情報は間違っていることもあるので(実際自分が確認したHISのサイトは、日本時間と欧州時間とを間違えて、午後13時で終わるところを21時までとしていました)、できれば公式の情報に当たりましょう。

参考(ミラノ公共交通機関運営会社 ATM 公式):https://www.atm.it/en/Pages/default.aspx

でも、ここにも「the strike will take place from 8.45 am to 3 pm and from 6 pm to the end of service」と書いてあるなあ…。実際には14時頃には地下鉄が使えました。謎。

 

ホテルでの過ごし方

ホテルでは「ここは家ではない」ということに気をつけていました。貴重品は常に持ち歩き、シークレットボックスも信用しませんでした。外出時には必ず、無くなっても困らないもの以外はすべてスーツケースの中にしまい、鍵をかけました。

ホテルの人たちに親切にされて、「他人を信用しないなんて寂しい。心から安心して過ごすことで、親切に応えたい」と思うかもしれませんが、それで荷物が無くなっては後悔してもしきれませんし、親切なホテルの人以外の誰かが犯行に及ぶことで、ホテルの人たちに、自分の不注意がもとで迷惑をかけてしまうことも十分にありえます。

お互いに気持ちよく過ごすためにも、くれぐれも防犯の意識を持ちましょう。

チェックイン

Booking.com の予約画面を印刷して持っていたので、「Ho una prenotazione.(オウナ プレノタツィオーネ)=予約してます」と最初に言いながらそれを渡せば予約コードを確認してもらえ、そのまま「じゃあパスポート見せて」「ここに署名して」と進めてとてもスムーズでした。

ただ最初にイタリア語で話しかけると、「この人はイタリア語会話ができる人間だ」と認識され、そのままホテルの説明(朝食の時間や場所、Wi-Fi、ホテルの玄関の閉まる時間など)もそのままイタリア語でスタートします。聞き取る自信がなければ英語でいきましょう(その場合も英語で話されるので聞き取る必要がありますが)。

チェックアウト

最終日の朝に鍵を持ってカウンターに行けば、何も言わなくてもなんとなく「チェックアウトしたいのかな」と察してもらえます。無言が嫌なら英語で「Check out, please.」と言ってもいいですし、「Il check-out, per favore.(イルチェックアウト ペルファヴォーレ)」でもおそらく通じます。

予約時にカードに請求がかかっていない場合、ここで宿泊料を請求されます。また、宿泊税がかかる場合もここで請求されます。そのほか、部屋に備え付けのミニ・バー(水とかコーラとかが入っている)を飲んだ場合、請求される場合があります。自分の場合は一度だけ、ミラノのホテル・ダ・ヴィンチが有料ミニ・バーの部屋でした(部屋内の説明書きにも記載がありました)。他のホテルでは一切請求されていません。

また、チェックアウト時に「荷物を預る必要はありますか?」と聞かれることがあります。必要があれば頼みましょう。

 

博物館・美術館の入り方

チケットを購入して入場する流れは日本と変わりません。

注意したいのは、「予約しなければ入れない場所(完全予約制)」があること。例えばローマにあるボルゲーゼ美術館が完全予約制だそうです。行く前にかならず確認しておきましょう。

また、「予約しておけば順番待ちを回避できる場所」もたくさんあります。フィレンツェアカデミア美術館ダビデ像がある美術館)や、バチカン市国バチカン博物館ミケランジェロ最後の審判』などがある博物館)、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にある最後の晩餐などは、混雑を回避するためにも予約しておいたほうが良い場所です。自分の場合はバチカン博物館の入場列に2時間並びましたが、入場後は体力を消耗しすぎて展示物を見る気力が残っていませんでした。日程が事前にわかっているなら予約したほうがいいです。

また、バチカン博物館内のシスティーナ礼拝堂など、神聖な場所もあります。そういった場所に入る際には服装の審査があります。肩が出ていたり、脚が出ていたりすると、入れないこともあるようです。大きな荷物を持っての入場も断られるそうです。

 

教会の入り方

半ば観光地化されている大きな教会(フィレンツェサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂や、ミラノのドゥオーモ)は、チケットを購入することで中に入れます。チケット売り場(Biglietteria)の表示があるので、そこで買いましょう。とくにミラノのドゥオーモはチケット購入の順番待ちがあるので、はやめに買うことをおすすめします。また、フィレンツェのドゥオーモにあるクーポラは完全予約制です。予めWebサイトで予約して、自宅やホテルのカウンターなどでチケットを印刷して持参しましょう。

参考:最新情報!フィレンツェ大聖堂のクーポラに登る方法 | La casa mia

一般に公開されていない教会へ入るには、そこにいるシスターや神父、司祭の方に尋ねたほうが良いでしょう。しかしその教派のキリスト教信者でない限り、あまりお邪魔するのもどうかと自分は思いました。

教会は神聖な祈りの場所なので、派手な服装は避け、静かに鑑賞しましょう。

 

おみやげが買える場所

観光地であれば基本的にどこでも買えますが、食品系は Eataly がとても便利だったのでご紹介しておきます。

参考:Eataly Roma | Eataly

地下鉄 Repubblica 駅付近にもあるのでアクセスも良く、0時まで開いていることもあってか、日本人観光客が多数買い物していました。

 

カフェ・バール・ジェラテリア

日本とあまり変わりません。ただし、店によっては席に座る場合と持ち帰る場合の代金が異なる(サービス料の有無)ので、とくにジェラテリアで買ったものを店内で食べたい場合は、「座っていい?」と聞くようにしていました(「もちろん」と言われることしかなかったので、そもそも聞かないでいいのかもしれませんが)。

コーヒー(イタリアでのコーヒーはエスプレッソのこと)はだいたい1ユーロ〜2.5ユーロぐらいでした。アメリカーノ(いわゆる日本のコーヒー?)やカプチーノは1.5〜3ユーロ、カフェラテ(牛乳入り。エスプレッソに別途温めた牛乳がついてくることもある)も同じぐらい。ジュースやビールは2〜5ユーロぐらいです。

支払いは購入時にする場合と、席でする場合と、レジまでレシートを持っていく場合とがありました。他の客のする様子を見ていてもいいですし、イタリアは基本的に席会計らしいので、席に店員さんを呼んで「Il conto, per favore (イルコーント ペルファヴォーレ)=お会計お願いします」と言ってもいいと思います。

ほとんど一日中開いています。自分の場合、疲れたら休んで一服してついでにトイレに行って、また歩いて〜の繰り返しでした。イタリア中どこにでもあるし、コーヒー一杯の価格が安いのでとても便利です。

バールは「BAR」と書かれていることが多いですが、アルコールだけを出す店というわけではなく、日本のカフェと同じ感覚で入れます。

 

昼食・夕食

こちらもあまり日本と変わりません。支払い方法などもカフェ・バール・ジェラテリアと同じで店によりけりです(基本は席会計だと思います)。

正しいお作法としては「前菜」「1の皿」「2の皿」「デザート」の順で注文するものらしく、メニューにもそのように記載があることがあります。前菜は生ハムやアラカルトで、1の皿はパスタやラザニア、2の皿は肉や魚のメイン料理でした。

とはいえ、「観光客だしわかりません」という顔で、食べたいものを食べたいだけ注文して問題ないと思います(肉だけとか、パスタだけとか、肉・肉・肉!とか)。美味しかったら「Buono (ブォーノ)=おいしい」と言いましょう。日本人観光客が多い地域の店なら「オイシイー!」と返してくれる店員さんもいます(たくさんいました)。

だいたいどこも19時半から20時には開店します。逆にスーパーがこの時間に閉まるので、必要な買い物は済ませておきましょう。

 

薬局

イタリアにはいたるところに薬局(Farmacia)があります。「そんなに必要なのか?」と不安になるぐらいあります。

「空気」のところで触れましたが、日本人にとってイタリアの空気は良いとは言えません。乾燥しますし、喉を悪くすることもあるでしょう。実際、奥さんは喉を悪くしてしまい、咳が出るようになってしまいました。風邪薬は持参していましたが、さすがに喉の薬は持ってきていなかったので、薬局へ行きました。

事前に「イタリア 喉 薬」で検索して出てきた画像を手に、薬局のおじさんに見せながら「Avete questo? =これありますか?」と言ったのですが、「ごめん、画像のプロポリス入りのものは無いんだ」と言われてしまいました。それでも「喉が痛いので、何かありませんか?」と聞くと、これを渡されました。

f:id:mizunokura:20171105234651j:plain

イタリアののど飴 ビソルヴォン、トッセ・セダティーヴォ(=咳止め薬)

ライムとはちみつ味と書かれていますが、なんかもっと違うものの味でした。舐めていると奥さんの咳の回数は減ったので、効果はあったのだと思います。ありがとうおじさん。

 

その後、のど飴だけでは咳がおさまらず、調べた結果「イタリアののどぬーるスプレーがいいぞ」との情報があったので、その画像を手に再度別の薬局へ。「これありますか」と言ったところまたも「無い」とのお答えが。「でも同じようなのはある」とのことで、買ったのがこちら。

f:id:mizunokura:20171105235318j:plain

イタリアののどぬーるスプレー ボロチリーナ、ゴーラ・ドローレ(=喉の痛み

薬局のおじさん曰く「Forte. =強いぞ」とのことで、たしかに使った直後に奥さんの咳はしなくなりました。すごすぎる。でも頭がぼんやりするということだったので、もしかしたらこれは麻酔薬に近いのかもしれません。箱に記載のある通り、一度に2回・1日3回までの用法を守って使いました。

 

それからしばらくして、今度は熱も出てきたので、またまた薬局へ行きました。持参した風邪薬が尽きていたので、新たに「イタリア 風邪薬」で検索して、画像を見せながら「これありますか」と聞くと、3度目の正直か、「Certo =もちろん」とのお答えが。

f:id:mizunokura:20171105235135j:plain

イタリアの風邪薬 タキフルデック

お湯に溶かして飲む顆粒で、シュワシュワしておいしいです。「レモン味」と書かれている通り、レモンと何かの味がします。これもなんとなく効いた気がします。

 

小銭の見分け方

ユーロ紙幣を見分けるのは簡単ですが、小銭を見分けるのは最初は苦労します。表面が常に見えていればそれでわかりますが、財布の中では側面しか見えません。できれば側面を覚えましょう。

自分の場合は、

  • 2ユーロ:大きい。500円玉みたいな文字が刻まれている
  • 1ユーロ:あまり特徴がない。細かくギザギザが刻まれている
  • 50セント:大きい。大きくギザギザが刻まれている
  • 20セント:1ユーロと同じぐらいの大きさ。広い間隔で50セントと同じ大きさのギザギザが刻まれている。
  • 10セント:小さい
  • 5セント:さらに小さい
  • 2セント:もっと小さい
  • 1セント:めちゃくちゃ小さい

と判別していました。10セント以下の硬貨は違いがわかりにくく、自動販売機での取扱も少なくて使いにくく、財布が重くなるだけなので、一日の終りに財布からすべて出してしまっていました。

 

時間の使い方

イタリアでは日本のように夜でも必ずしもコンビニ(スーパー)が開いているわけではないですし、観光スポットの開いている時間も限られているので、ある程度時間を意識して動く必要があります。

だいたいの目安としては、

ホテルの朝食:朝7時〜朝10時まで

美術館・博物館:朝8時〜夜6時(18時)まで

教会:朝7時〜夕方4時(16時)まで

遺跡:朝8時〜夜7時(19時)まで

スーパー:朝8時〜夜8時(20時)まで

ピザ屋(そのほか昼営業をしている外食店):昼0時(12時)〜昼3時(15時)まで、夜7時(19時)〜深夜0時(24時)まで

リストランテ(夜のみ営業の店):夜7時半(19時半)〜深夜0時(24時)まで

スカラ座公演(ミラノ:14時〜・18時〜・20時〜など

 

1日のスケジュール例

あくまで一例です。

  • 7時:起床
  • 7時半:準備完了・ホテルで朝食
  • 8時:部屋に戻って出かける準備
  • 8時15分:トイレを済ませて出発
  • 8時40分:美術館到着。入場待ち
  • 9時10分:入場受付。チケット購入
  • 11時30分:美術館を出てぶらぶらし始める
  • 12時:ピザ屋などが開き始める。昼食として、地元の人がよく行く店でラザニアを食べる
  • 13時:次見たいものの場所を確認して、トイレを済ませて店を出る
  • 13時半:遺跡到着。入場待ち
  • 13時45分:入場受付。チケット購入
  • 15時30分:遺跡を出る。足が疲れてきたのでバールで休憩。このあたりで「ボンジョルノ」から「ボナセーラ」に切り替え始める。
  • 16時:トイレを済ませてバールを出る。見たかった街並みを探してぶらつく
  • 17時30分:疲れてきたのでバールで休憩。トイレを済ませ、ホテルのミニバーにある水だけだと足りない気がするので、スーパーへ
  • 18時:スーパーで買い物。その後ホテルへ
  • 18時30分:ホテルに到着。荷物を解いてベッドへダイブ
  • 19時30分:お腹が空いてきた。近くでおいしいお店がないか探す
  • 20時:トイレを済ませ、店に向かって出発
  • 20時30分:店に到着。夕食
  • 22時:夕食を終えてホテルへ
  • 22時30分:ホテルでぐだぐだ。シャワーを浴びる
  • 23時:明日行きたい場所などを調べつつ就寝

自分の場合、これを繰り返すと非常に疲れましたし、結果的にこんな感じになっただけであって、常にこうするべきだと意識して行動したわけではありません。個人差が出ると思いますが、時間に余裕があればもっとゆるめのスケジュールでもいいかもしれません。

 

 

イタリアの生活についてでした。これからも思い出し次第追加していこうと思います。